第3章

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トイレの個室に篭もって数分…。 放心しながら…もうこのままトイレの花子さんになりたいと切に願った。 流石に夏井も気を遣ってくれたのか、声をかけてくることがなかったのは幸いだけど…。 ここ出ても、きっと待ってんだろ。 「あぁあ~~~」 どんな顔して会えばいいの。 俺、あんなヤツになんでこんないいように弄ばれてんの。 キスといい、コレといい…っ。 あいつ、どういうつもりなの。 そして俺は、なんであいつでも反応するの…っ。 「はぁ……」 そこは若さということでどうにか誤魔化そう…。
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