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「……あの車、誰だ?」
玄関で靴を脱いでいると、兄貴が廊下で腕を組んで立っていた。
「…ガッコのセンセ」
自分で処理しきれない色々なことがあったせいか、兄貴の顔をまともに見れない。
なんか目がこえーし。
「先生? 何で休みの日に」
「まぁ……雑用でイロイロ」
「ふぅ~ん」
兄貴が妙な顔で俺を上から下まで全身見てくる。
「な、何……」
「なんか…お前から、妙なオーラっつーか…変な雰囲気っつーか…?」
「は? 兄貴、オーラとか読めるパワーあったのか!」
夏井もエスパーだし、兄貴までオーラ読めるだと!?
……んなわけね! ってな。
俺のアホ面を見て、兄貴も呆れたように息を吐き出して部屋に戻っていった。
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