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―天国―
天使「神様、失礼ですが、そう毎日ダラダラとすごされては下の者に示しがつきません。」
神様「そうは言うがの、暇なもんはしょうがないじゃろ?」
天使「暇ではありません。毎日何万もの魂達がこの天国へ入国しているんですよ?
それなのに神様は入国手続きはおろか、welcome挨拶にも参加されない始末。
このままでは地獄のサタン様にこの天国も乗っ取られてしまーーー」
神様「わかっとるわかっとる。そう心配するでない。サタンの奴も乗っ取りなど考えておるわけなかろう。」
天使「いくらサタン様が神様の息子とは言え、地獄の者ですよ?そのような信用はーーー」
神様「その話はもうよいではないか。」
天使「…ハッ。」
天国のトップに君臨する神様。
そしてその息子、地獄のトップサタン。
この二人によって、ある一人の男が非日常生活に巻き込まれることとなる。
神様「アレじゃの…暇潰しするかの?」
天使「…はい?」
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