1156人が本棚に入れています
本棚に追加
/250ページ
『最近、ある人間が森の魔物達を手当たり次第殺していてな。その人間がどうも王都の人間らしく間違えて攻撃してしまったのだ。すまなかった』
「そういう事だったか。特徴とかは解らないのか?見かけたら教える位なら出来るかもしれないし」
ここで事件を解決してギルドに恩を売っておくのも悪くないしな。
手始めに王都からだ。
王様に会って色々言っておきたい事もあるし。
『ふむ、我だけでは限界もあるか。その申し出受けよう。何時も来る人間は金髪で紅い目をしていて、雷の魔力を使う者だな』
金髪に紅い目、雷属性ね。
名前とかは解らないみたいだが、これは仕方ない。
このキーワードで探してみるか。
「その全部に当てはまる人なら一人知ってるよ」
あー、びっくりした。
今まで喋らなかった明菜が突然話しかけてきたから驚いちゃったよ。
それよりも…
「明菜、本当に知ってるのか?」
「うん、だってその人は王都の王子様だから」
最初のコメントを投稿しよう!