第1話 贈りたいもの......

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その俺の様子を見て目を細め睨むようにこちらを見ながら章さんが聞いてきた。 「おまえは?...何か嫌いなものないのか?」 鍋が煮たったので火を止めて章さんのほうを向きながら皿を準備する。 「へっ、俺ですか?そうですねぇ、特にないですが...あえて挙げるならパイナップルですかね。なんか食べてると喉がイガイガしてくるのが嫌いです」 そう言って3人分の皿を取りだしリゾットを盛り付ける。 「ふーん、そうなのか」 そう呟きながらマスターと自分の分の皿を賄いを食べる部屋に持っていく。 俺も自分の分とおかわり用の鍋を持ちその後ろをついていく。 「なぁ、山神...今度の定休日の日暇か?」 「?、基本的に家で寝てますが、どうしたんすか?章さんが俺の予定聞くなんて」
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