奇抜な彼女

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「ねぇ先生?明日楽しみ?」 「ん?」 明日は土曜日、 先生が彼女と会う日。 「彼女と会えるじゃん」 「あぁ楽しみだなぁ」 ソファーで本を読む先生。 あたしはフローリングで膝を抱えいじけていた。 「ねぇ先生……今日はもう帰ろうかなぁ?」 「そっか気をつけてな」 「そっけない態度! もう帰るのか?とかないの? まだ9時過ぎだよ?」 「ないな」 「なによ!」 頬を膨らませると、 先生がなにかを思い出したかのように電話を手に取る。 「あっ」
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