初めまして、メリーさん

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だめだ、思い出せない。もしかして死んじゃうとか?嫌だ、それだけは嫌だ! まだ見たいアニメだって見終えてないし、漫画だって全部読み終えてないし、食べたことないものだってまだたくさんあるんだから!! 「どうしたの?そんな険しい顔して。」 「あ、いや、なんでもないよー。」 おっと、顔に出てたか。それにしてもお母さんのご飯は相変わらず美味しい。 お店とかやってみたらいいのに、もったないなっていつも思う。 「ごちそーさま。」 「はいよ、お皿片づけてね。」 「はーい。」 ガラガラ 部屋は特に変化ないし、ただの悪戯電話だったのかも。 心配して損したかも、やることないし読みかけの漫画でも読んでゴロゴロしようかな。 「ん?」 携帯光ってる…、誰か連絡でもしたのかな?確認してみなきゃ。 そう思い、携帯を手に取り確認してみると…… 非通知50件 50件っっ!!?? 電話し過ぎでしょ!!え、てか電話誰っ!! 流石にこれは怖いよ、吃驚した…。 ピリリリリリリリ 「ひぃっ!!!!」 どうしよう、絶対にメリーさんでしょ、もうやだ出たくないよぉ。 でも出ないとまたかけてくるし、出た方がいいのかな…。はぁ、なんでこうなのよぉぉ。 「は、はい…もしもし。」
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