scene 25

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タクマに促されるまま、俺たちはソファに座った。 瑞乃が優人を抱いている。 「ほら、真人は瑞乃の肩に腕を回して、優人に手を添えろよ」 普段は指示を与える側の俺としては、なんだか照れくさい。 「今さら、恥ずかしがるなって」 俺は、渋々のように瑞乃の肩を抱いた。 「いいか、撮るぞ」 タクマが、カメラを構える。 「ちょっと待て」 「どうしたんだ」 「やっぱり、もっと自然に撮ってくれないか。俺たちが、普通にしてるところ」 「普通って、なんだよ」 「だからさ・・・」
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