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奏「ねぇ良狗ーっ」
良「なんですか?」
奏「そう言えば、なんで理事長に呼ばれたのー?」
あ、理事長に呼ばれてたんだ。僕も気になったんだよねぇ
良狗はあぁ、と思い出したように資料を魁咲に渡した
魁「....今の時期に転校生か?」
良「ええ...しかも理事長の甥っ子だそうで、ソイツの案内をしろと言うか命令でして....まったくめんどくせぇ..」
『良狗、口調が....』
良「おっと、いけませんね」
ホント、感情が揺れると口が悪くなっちゃうんだよねぇ?...まぁ、僕たちといる時しかでないけどね
忍「....良狗さん....その人、いつ来ます?」
おっと、空気化してた忍が出てきた、
俯いて...震えている....?
あー...なるほど、こういうのがあのー
良「え、明日ですけど」
忍「王道転校生ktkr!!いやー待ってましたよ!!ついにこの日が!!しかも案内は副会長チョイスとか理事長わかってらっしゃる!!あれですね、キノコみたいなおっきい真っ黒鬘と瓶底眼鏡!だけど実は美少年!どっかの族長してて身体能力抜群!!持ち前のコミュニケーションで多くの男どもを手玉にとる、THE総受け!!」
....やっぱり、待ち構えていた王道転校生来たんだ...話に聞いてたけど、アンチじゃないといいなー....
魁「お前本当に気持ち悪いな、容姿はぴったり合ってるぞ、性格は会ってみんと分からんがな」
忍「カイザー、資料見せてくれださい!」
魁「だから、カイザーって呼ぶんじゃねぇってあ!」
資料取られちゃったよ
月・奏「魁咲どんくさー」
ホント、ホント。
忍「ふほっwwまさに王道転校生ww何?花崎 愛音(ハナサキ アイネ)愛を感じるww」
『え、忍今なんて...?』
忍「え?花崎愛音だけど...なに知り合い?」
期待に紅潮させてキラキラしている忍がまったく気にならなかった....
花崎愛音....なんだろう、このモヤモヤした感じは....
-・-あの人と俺は愛し合ってるんだ!!-・-
-・-邪魔するな!-・-
-・-あの人が死んだのに、お前が生きてるのはおかしいよな....!?-・-
-・-死ね-・-
「世羅?....どうした、世羅!?」
遠ざかる意識の中、忍の声だけが遠くに響いていた
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