7 蜜月

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 やがて、慧がオレの中に放った後も、オレたちは体を離さずに、一つにつながったまま長い間抱き合っていた。  浅い眠りの後、目を開けると、すぐ前に慧の顔があった。  慧はもともと優しいけど、今日の慧はこれまでにない、染み入るような優しいまなざしでオレを見ていた。 「今……何時?」 「──朝の9時です。でも、今日は休みなんだし、まだ寝ていていいですよ」 「うん……」  ちょっと体を動かすと、ゆうべ慧を受け入れたところだけじゃなく、慣れないことをしたせいで、体のあちこちが痛い。
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