57人が本棚に入れています
本棚に追加
/728ページ
「最初はさぁ、やけに目ぇ合うなー、思ってて。
違うなら恥ずかしいけど、まあとにかく」
フェンスのところに歩いて行った後藤は、フェンスに凭れる。
私は、隣に座る。
間は空ける。
……って、こっち側に詰められた。
超笑ってる。
こわ。
多分、目合ってたと思うな。
勘違いとかじゃなく。
というか、私が後藤のこと、見すぎだったと思う。
「でさ、応援とかも来てくれてたじゃん?
選手より超喜んでるから、目に付くし。つーか、何か可愛いし」
かわっ……うん。
後藤の目は、多分おかしいことがわかった。
中の中だと思う。
平凡だと思う、私。
って…応援、バレてたし。
最初のコメントを投稿しよう!