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特別になりたかった。
友達じゃ、嫌だった。
私、後藤に想ってもらえるなんて、考えてなかった。
だから、どう反応したらいいか、よくわからない。
発する言葉もよくわからない。
「……後藤、好き……」
「ん? 知ってる……って、何泣いてん、」
「超っ好き、だよ。もう本当に。大好き」
地面に涙が落ちるのを、私は見てる。
後藤は、私が泣くから戸惑ったみたいだけど、何でか今は笑ってる。
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