プロローグ

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結果、ザーザーいうだけでなにも映りませんでした。 三千円と労力を失っただけ。 エロい方にも少し期待していただけに残念。 高校生というか、男なんてそうだろ、大体。 それから食事は食べたからいらないと親父にいって明日は早いからと風呂に入りすぐに布団に入った。 家族構成というか、この家に居る人間の数だとかそういうのは今はやめとく。 複雑な問題だしなにより俺が一番気にしているところ。 それに話すととても長くなる。 「…………ねよ」 なんか疲れた、自然と瞼が落ちた。 最近、あまりいいことがない。 例にあげるなら部屋があまりにも殺風景だから知的なイメージを付けたいから地球儀を買ったのだが、買った帰りに転んで叩き割って、紛争地域のみの地球儀になったり。 不幸と幸福が半々で来るのが人生らしいが、不幸が寄りすぎているのが問題なのかもしれない。 幸福らしい幸福があまり経験がない。 いや日本という安全な国に生まれそこそこな水準の暮らしが出来ている時点で……なんて考え方からいけば幸福だが。 俺の思い描くそれとは違うんだ。
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