孤独の化物

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翌日、まだ朝とは言い難い時間に目が覚めた。 起き上がって、胸元に下がっているペンダントを見つめ、嫌な夢では終わらない世界だと思い知った。 自分は化物だから、そんな苦しさも感じなくていいのかと思ったが、それはどうも錯覚だったらしい。 俺の感情が、苦さと死ねないこの現状だけを連れて無理やり前に進もうとしているだけのようだ。 (終わるまで、このままか) そもそも終わりがくるのかさえもわからないが。 終わると思わないとやっていられない。 かくして、俺の中の時計は、カチカチと不気味な音をたてながら動き始めた。 その音は、次のざわめきが俺に届くまで続いていた。
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