最悪の出逢い

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挨拶が終わると、いよいよ実践だ。 杉野さんに促され、早速小さい受付に立たされる。 すると、一人の女性が奥からやってきた。 「お疲れ様。今日からしばらく私が研修を担当することになります。難しいかも知れないけど、ちゃんと付いてきてね。」 淡々とした口調でそう言うと、研修のファイルを開き始める。 き…厳しそう。 私は、ペンとメモ帳を持って身構えた。 この女性は、宮内典子さん。 オープンからずっといるらしいから、大ベテランだろう。 後々、この人とこんなにも関わることになるとは、この時私は思いもしなかった。
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