第十一章 僧欺踊泣の戦い-高僧でも勝てぬ奴って何モノ?-

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そう言った直後、グラビティは例のボタンを押した。 闘「起き上がれたぜ」 然「私もです」 グラ「しかし、これからが地獄だぜ!」 グラ「私にはこういう事もできるのだ!!」 闘、然「うわぁ…」 闘と然は天井に叩きつけられた。 グラ「驚いただろう。俺は、重力の方向を変える事もできるのだ!!」 グラ「しばらくそれで苦しんでいろ! それっ」 ドンっ 闘、然「ぐわぁ」 ドンっ 闘、然「ぐわぁ」 ドンっ 闘、然「ぐわぁ」 グラビティは、闘たちを、天井と床に、三度ほど叩きつけた。 グラ「どうです。降参でもしてサッサと帰る気になりましたか?」 闘「ところで、お前なんでこんな所にいるんだ?」 グラ「ずいぶん、唐突な質問だな。いいだろう。答えてやろう。それは、もちろん…」 グラビティは、しばらく黙ってしまった。 闘「なんだよ。もったいぶるなよ」 グラビティは、しばらく考えていたが、意を決したようにこう言った。 グラ「お金に決まってる。」 闘「ここの一番偉い奴って、そんなにたくさん金をくれるのか?」 グラ「まぁ、このあたりの相場よりだがな」 闘「幾らだよ?」 グラ「そうだな。時給1000ガーツ位だ」 闘「たった、それだけ…」 闘は然に、次のように耳打ちした。
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