第十一章 僧欺踊泣の戦い-高僧でも勝てぬ奴って何モノ?-

5/7
前へ
/31ページ
次へ
闘「悪いけど、10000ガーツ札1枚、貸してくれないか?」 然「良いですけど何に使うんですか?」 闘「まあ、見てろって」 グラビティは、二人の様子を見て、しびれを切らしてこう言った。 グラ「内緒話はもう終わったか?」 闘「あぁ、終わった。ところで、アンタに一つ提案があるんだが…」 グラ「何だ!!」 闘「話し合いをしている間、とりあえず、こっちのボタンも押して重力を解除してもらえないか?」 グラ「いいだろう。ただし、提案とやらが、つまらなかったら、すぐ元に戻すぞ」 闘「それでいいよ」 グラ「では…」 グラビティが闘と然の二人の近くのボタンを押したため、二人は立ち上がる事ができるようになった。 グラ「で、提案とは?」 闘は然にまた耳打ちした。 グラ「また内緒話ですか?」 闘はすぐにグラビティのほうに向き直った。 闘「俺たちにも一回ずつボタンを押させてくれないか?俺たちが押しても重力は解除できるんだろ?」 グラ「できるが、そんな事をさせる義理はないぞ! 」 闘「ただで、とは言わない。ここに10000ガーツある。これで頼めないか?」 グラビティは少し考えて、こう言った。 グラ「いいだろう。一回ずつだけだぞ」
/31ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加