第十一章 僧欺踊泣の戦い-高僧でも勝てぬ奴って何モノ?-

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闘「アンタはここに立ってくれ。基準になる」 そう言って、闘はグラビティを闘と然が立っているすぐ近くに立たせた。 闘「俺はこっちへ行く。然は丁度、コイツを基準に正反対の方向へ行ってくれ」 然「分かりました」 グラ「俺はここにいないとダメなのか?」 闘「あぁ。アンタがボタンを押させてくれたら、あの金はちゃんと払うから…」 グラ「わかった。そういうことなら…」 闘は、然に合図し、先にボタンを押させた。そして闘もゆっくりとボタンを押した。 グラ「もういいだろう」 闘「もういいだろうか?」 グラ「どういうことだ?」 グラ「ぐわぁ」 グラビティは地面に這いつくばった。 グラ「しまったぁー!」 然「どういうことですか、これは?」 闘「アイツはさっきあの位置のボタンを自分で解除した。そして、俺たちと長話をした。金に目が、くらんでいたアイツは1分経つことに気がつかなかった。そのためボタンを押し直さなかった。 然「その結果、自分の超重力に押し潰されて、床に這いつくばる羽目になったということですね」
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