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闘「アンタはここに立ってくれ。基準になる」
そう言って、闘はグラビティを闘と然が立っているすぐ近くに立たせた。
闘「俺はこっちへ行く。然は丁度、コイツを基準に正反対の方向へ行ってくれ」
然「分かりました」
グラ「俺はここにいないとダメなのか?」
闘「あぁ。アンタがボタンを押させてくれたら、あの金はちゃんと払うから…」
グラ「わかった。そういうことなら…」
闘は、然に合図し、先にボタンを押させた。そして闘もゆっくりとボタンを押した。
グラ「もういいだろう」
闘「もういいだろうか?」
グラ「どういうことだ?」
グラ「ぐわぁ」
グラビティは地面に這いつくばった。
グラ「しまったぁー!」
然「どういうことですか、これは?」
闘「アイツはさっきあの位置のボタンを自分で解除した。そして、俺たちと長話をした。金に目が、くらんでいたアイツは1分経つことに気がつかなかった。そのためボタンを押し直さなかった。
然「その結果、自分の超重力に押し潰されて、床に這いつくばる羽目になったということですね」
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