第十章 ボンベイ級の戦い-相手は宮番じゃなくて化け物?

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闘たちはしばらく歩いた。 そして、次の部屋らしき所のドアの前に着いた。 闘「おい、然、見てみろよ。ここには『ボンベイ級』って書いてあるぞ!漢字じゃなくてもいいのか?しかも『ほうべいきゅう』と『ボンベイきゅう』じゃ、だいぶ無理があるんじゃ…」 然「とにかく、入って見ましょう。何かすごく嫌な気配がします」 闘「そうか?…俺はそんな感じはしないけど…」 二人は奥に進んだ。 すると、顔を下に向けて、青い顔をして立っている1人の男が、そこにいた。 闘「お前がこの部屋のゾディアックか?」 男「私がこのボンベイ級の宮番(ゾディアック)のボンベイだ!…ゴホッゴホッゴホッ…」 闘「お前、風邪でも引いてんのか?」 然「無理せず、休んでいた方が良いのでは?…」 ボンベイはしばらく黙っていたが顔を上げて、甲高い声で言った。 ボンベイ「俺は戦いたいんだぁ~」 ゴホッゴホッゴホッ… そして、ボンベイは、血を吐いた。 闘「おいお前、本当に大丈夫なのか?病人相手じゃ、やりにくいぜ」 別の男「心配ありません。彼はそれが普通なのです」 闘「ふーん、そうかい…って、貴様は誰だ?いつからそこに居やがった?!」 別の男「私ですか…私の事はいずれわかるでしょう。それより彼の血には気をつけた方がいいですよ」 闘「何だと?」 別の男「ハハハハハ…。あれをごらんなさい」
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