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闘たちはしばらく歩いた。
そして、次の部屋らしき所のドアの前に着いた。
闘「おい、然、見てみろよ。ここには『ボンベイ級』って書いてあるぞ!漢字じゃなくてもいいのか?しかも『ほうべいきゅう』と『ボンベイきゅう』じゃ、だいぶ無理があるんじゃ…」
然「とにかく、入って見ましょう。何かすごく嫌な気配がします」
闘「そうか?…俺はそんな感じはしないけど…」
二人は奥に進んだ。
すると、顔を下に向けて、青い顔をして立っている1人の男が、そこにいた。
闘「お前がこの部屋のゾディアックか?」
男「私がこのボンベイ級の宮番(ゾディアック)のボンベイだ!…ゴホッゴホッゴホッ…」
闘「お前、風邪でも引いてんのか?」
然「無理せず、休んでいた方が良いのでは?…」
ボンベイはしばらく黙っていたが顔を上げて、甲高い声で言った。
ボンベイ「俺は戦いたいんだぁ~」
ゴホッゴホッゴホッ…
そして、ボンベイは、血を吐いた。
闘「おいお前、本当に大丈夫なのか?病人相手じゃ、やりにくいぜ」
別の男「心配ありません。彼はそれが普通なのです」
闘「ふーん、そうかい…って、貴様は誰だ?いつからそこに居やがった?!」
別の男「私ですか…私の事はいずれわかるでしょう。それより彼の血には気をつけた方がいいですよ」
闘「何だと?」
別の男「ハハハハハ…。あれをごらんなさい」
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