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ボンベイは闘と目が合った。
ボンベイ「…」
闘「ウォータートルネード!!」
ボンベイ「ウヘッ?」
水流はボンベイに向かって行き、その身体を直撃した。
ボンベイ「ギョワァーー……」
ボンベイは倒れて動かなくなった。
闘「さぁ、急ごうぜ、然」
すると、いつの間にかボンベイの側に、男がしゃがみこんでいた。
男「何て事をしやがる。コイツは病人なんだぞ…可哀想に…」
闘たちは、それに気付いて言った。
闘「お前は、確か、最初に会った道番のおっさん!」
男「コイツの治療は儂がする。お前らはさっさと次の宮へ行け!!」
然「すみません。お願いします」
然は、男に一礼した。
闘「然、何であんな奴に礼をする必要があるんだ。あいつらは敵なんだぞ!」
然「しかし、あの人、やはり病人だったようですし…」
闘「然、お前、優しすぎなんだよ、誰にでも。まぁ、お前のそういうとこ、嫌いじゃないけどな…」
然「闘…」
二人はボンベイ宮を後にした。
第十一章(双魚宮に似た宮)に続く。
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