第十章 ボンベイ級の戦い-相手は宮番じゃなくて化け物?

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ボンベイは闘と目が合った。 ボンベイ「…」 闘「ウォータートルネード!!」 ボンベイ「ウヘッ?」 水流はボンベイに向かって行き、その身体を直撃した。 ボンベイ「ギョワァーー……」 ボンベイは倒れて動かなくなった。 闘「さぁ、急ごうぜ、然」 すると、いつの間にかボンベイの側に、男がしゃがみこんでいた。 男「何て事をしやがる。コイツは病人なんだぞ…可哀想に…」 闘たちは、それに気付いて言った。 闘「お前は、確か、最初に会った道番のおっさん!」 男「コイツの治療は儂がする。お前らはさっさと次の宮へ行け!!」 然「すみません。お願いします」 然は、男に一礼した。 闘「然、何であんな奴に礼をする必要があるんだ。あいつらは敵なんだぞ!」 然「しかし、あの人、やはり病人だったようですし…」 闘「然、お前、優しすぎなんだよ、誰にでも。まぁ、お前のそういうとこ、嫌いじゃないけどな…」 然「闘…」 二人はボンベイ宮を後にした。 第十一章(双魚宮に似た宮)に続く。
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