第25章

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うううう… どうするって言っても… 私は、この人の手を…手離せない。 ううん、手放したくはない。 「あやめ、もしかして、俺から離れるつもりなのか? 俺は認めねぇよ…絶対。 家も何もかも捨てても…あやめとお腹の子は手放せんからな」 “家も何もかも捨てても”ってそんなことは思ってない。 「あやめ、あなたは幸せね。響君に言わせるなんて…」 「ママ…」
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