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｢どうぞ｣
｢ん？｣
｢例の件の報告書です｣
｢バカ、こんなところで堂々とだすなよっ!!マリーナさんに見えちゃうだろっ!!｣
『ふーん、ティアーネ嬢の観察記録っすか～。会話文多いけど、まあよくかけてんじゃないの？』
｢こらツルギ！㊙って書いてあるもんを勝手に見るんじゃないっ!!…どれどれ｣
『師匠、弟子に想いを寄せる人のストーカー代行をさせるとは、師匠としてどうかと思いますが、それに対して如何お考えでしょうか』
｢ストーカー違う!!俺はただ、カタリナの隠密行動のレベルを測るために、ギルドの中から手頃な人を選んでったら、たまたまマリーナさんになっちゃったってだけで…
そうか、マリーナさんの水泳着か…｣
｢アマリ氏、鼻血がオムライスに｣
｢おぅふ｣
｢最初は自分も正直、アマリ氏が自分の欲望を満たす為に課した任務としか思えなかったですが、潜入してみるとなかなかこれが難しかったですね｣
｢何しろ、半日の内に六人分の変装を行わなければいけませんでしたから｣
｢えっ、何で？｣
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