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「はい、その報告書に記載されている使用人はほぼ全て自分です」
「」
「半人半ペンギンの獣人の再現には一番手間取りました」
『えっ!!なにそれ!!どーやんの!!すげえ!!』
「この間のモンハンで手に入れた毛皮をひっそり」
「いやそれは気になるけどあとでいいから、てか何でそこまで?
「アマリ氏に伝えられた指令は、『ティアーネ家の屋敷に変装の上潜入し、マリーナ嬢に気付かれることなく彼女の一日の行動を記録する事』でしたので」
「いや、せいぜいメイドに紛れ込むぐらいで良かったんだけど…」
「それでは一日じゅう観察するわけにはいきませんでしたので。ティアーネ家は使用人がよく働く家で、筆頭執事兼教育係のアースト氏でさえずっと張り付いてはいないので。同じ人物のまま長時間マリーナ嬢の目に付く訳にはいきませんでした」
「それはまあ分かったけどな、お前結局誰の変装やったんだ?」
「起床時はくせっ毛メイドとして身支度を手伝い、メイド長としてマナーを、家庭教師として音楽、ペンギン型獣人として水泳、事情通の老女として帝王学を教え、あとアースト氏としてマリーナ嬢を追いかけ、話を聞き、そのままアインス=ヒアインでオムライスを食べて帰りました」
「わかんねーって!おいツルギ、書け」
『あいあいさ~』
『朝 メイド
午前 メイド長・音楽教師・ペンギン獣人
午後 ものしりばーちゃん・執事』
『これでおK?』
「はい」
「改めて見るとすさまじーな…ってオイっ!何だ最後のは!!」
「最後?アースト氏の変装についてですか?」
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