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やっと解放された時には、孝哉くんの腕枕にしっかりと捕らえられていた。
「結衣………まだ起きてる?」
「うん。どうかしたの?」
「ちょっと手出して。俺からも、クリスマスプレゼント」
何か手にヒヤリとした感触があり、そっと目を開けて見ると、キラリと光る指輪がされていた。
「付き合って2周年の記念日でもあるだろ?だから、俺たちだけのペアリング」
ダイヤが施されているもので、何カラットあるんだろう!?そんじょそこらの値段ではない筈だ。
「こ、こんな高価なものでなくても十分なのに………」
「男はね、好きな女には甘やかしたい生き物だから」
額をコツンと合わせて、再び唇を重ねた。
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