第1章 - マテリアル -

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彼らの考えを、自分なりにまとめる事にした。 つまりこうだ。 「誰かのイタズラで、起きた火災により、イタズラされて強化されたマイクロマシンが、イタズラに全世界へ広がった。」 って事らしい。 物事を斜めからしか見ない、この頃は、いつもこんな感じだった。 とりあえず、クソ生意気だったこの時の自分にも、少しだけ解った事があった。 大気マテリアルは、この世界に恩恵をもたらす。 大いなると言うほどでもなく、進化を促すと言うほどでもない。ただ、ほんの少しだけ、人類を底上げする程度のものだが、、、、 あの日、頭からビニール袋を被せられて、窒息しかけていた人間は、空気穴を開けてもらい、、、 久しぶりに、酸素の有り難みを知ったんだと思う。
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