第2章 -メンテナンス-

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目が覚めたのはいいが、取りあえず、起き上がる気はない。 ニュースを開いて、いつものを聴いてから、直ぐに閉じる。 「今日は、、昼からで、、、、」 ボソッと呟く。 外は多分、快晴、こんな清々しい朝を、寝たままで過ごすなんて、時間を無駄にしているとしか思えないが、 あえて無駄にしてやろうと思う。とにかく今は、二度寝だ。 動くのは、午後からにする。 俺は、引きこもりでは無い。外出もするし、一応軽くだが、仕事も、たまにしている。 でも、見た目や雰囲気で、この言葉が出来て何十年、いまだに使われている「ニート」と、呼ばれる。 昔に比べ、意味合いの範囲が広がり、『だらしなさそう』『なんもできなさそう』が、含まれるようになった。 俺は、『だらしなさそう』で、ニートに含まれるらしい。 なさそうなんていう、想像で、ニートと呼ぶのは、勘弁してほしい。 まぁ間違ってはいないが、、
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