第1章

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88歳のお年寄りからこんな所で(認知症ばかりの施設で)叩かれても腹もたてずに、忙しいはずなのに歌を歌いながら、楽しそうに過ごして帰るあなたは、 なんと人ができてるのでしょう? 私達に葛飾北斎の 「赤富士」のちぎり絵作らせたりしてご気楽な人と誉めてるのか嫌みを言ってるのか いろいろ言われました (笑) そこで、思い出したのがこの一句。 『我が心 ゆたにたゆたに 浮きぬなは 辺(へ)にも 沖にも 寄りつかましじ』 万葉集より 私の心は ゆらゆらと 水に浮かんでいる蓴菜(じゅんさい)のように 岸にも沖にも 寄りつくことができないだろう。 僕の性格表しているようで好きなんです。 ゆたにたゆたに ゆたにとは ゆったりの語源のようです。 どんな辛い人生を歩むとしても 『ゆらゆらと、 ゆったりと 生きたい』と思っている 私の心の歌かもしれないと。 どこにたどり着く訳でもなく、 流される訳でもない。 ただ ゆたに たゆたに ゆったりと 時を過ごしたい。 そんな姿が 見えたのかも 知れませんね。 すみませんね やっかいな人かも 知れませんが。 勘弁して下さい 合掌
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