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「私だったわけね……」
深々とため息を吐く。
「頼む!! 引き受けてくれ!! て言うか、引き受けるしか道はないんだけど」
重ね重ね……腹の立つ神様である。
「……ねぇ?」
一つ疑問に思っていたことを口にする。
「あんたの意識と力を受け継げるってことはさ……。チートになれるってこと?」
「ニート?」
「ボケかましてんじゃないよ。チート!! つまり、無敵になれるのかってこと!!」
「あ、それはなれる。反則なほどになれる。創造主だしな」
「やります」
「いきなり決断された!! 早い!! なに、この子!?」
驚く神様を尻目に顔がにやける。
だって、あなた……チートですよ?
厨のあこがれ……。チートですよ?
やるでしょ。やらなきゃ嘘でしょ。
「まぁ、やる気になってくれたのならそれに越したことはない」
「それでは」と――
神様が一層光輝いた。
「いざ、ゆかん。天使たちのもとへ――」
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