ProloguE:あなたに幸在らんことを

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ProloguE:あなたに幸在らんことを

   シャープペンシルの落下を、彼女は許さなかった。  許さなかった彼女によって、シャープペンシルが落ちるはずだった教室は、動きを止めた。  動けない僕に、彼女のナイフが迫る。  死を覚悟した僕の耳に、一つの声が聴こえた。 「その面倒事。わっちも手伝いましょーか」  
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