第1章 (現在)初デートは失敗

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 何も興味ない彼に がっかりの明利。   それならと 明利は 良幸の右手の上にピタッと自分の左手を重ねる。ぐうぜんをよそおい あきらかに明利がさそってのボディータッチ。 『にぎり返してくれれば 許しちゃお』  ところがバッグが 明利のスカートから落ちてしまった。明利はあわてて拾おうとしたが、良幸が先にバックを拾った。  でも かわいいバックを持ったことが無い良幸は 逆さに持ちあげてしまった。バッグの磁石のフタが外れ、中身が全部出てしまった。 「アッ」  口紅やファンデーション、鏡、キラキラのケイタイ電話、レースのハンカチ、お財布の中身。小さなぬいぐるみ。入れすぎで みんなバラバラに落ちちゃった。 「ご ごめん」  ドジな良幸。あわててしゃがんで 女の子の物を拾う。  明利も立ち上がって拾おうとしゃがんだ時 良幸も拾おうとして スカートの下に 顔をつっこんでしまった。  良幸が頭を上げると スカートの中! 『やば!』  明利のパンツは イロケなし白いジュニアパンツ。 「いや~ん」  明利も良幸も あわてて後ずさり。  明利は ひざを閉じてミニスカートをおさえるが、良幸が赤くなっているので 見られたと思った。  良幸ももう目を合わせられず 下を向いたままキョロキョロ。 image=489535957.jpg
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