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あやまれば見たことになるし 良幸は立ち上がってバックを返そうとした。
その前に明利はバックをひったくり 叫んだ
「いやん もうバカ!返せ!ドジ~~!」
良幸も明利の言う通りだと思った。
みんなおフロの中では パンツも はいてなくて平気だけど おしゃれしている時は上品でいたいの!下からのぞいてほしくない!
まだ「セクシー」と ジョークでかわせる大人でもない。
女の子同士だと笑えることも 相手が気のない男の子では むかつきに変わった。
明利はドジってバックを落とした自分への怒りを 良幸に向けた。
「もうあんたなんか きらい。付き合えない。何 話しても上(うわ)の空だし、悪いけど 私 もう帰る!」
上の空は パンツを見たことより重大なミスだ。明利は さっさと良幸に背を向けて歩きだす。
明利は ほんとはきらいと言うより 今すぐ このふんいきから 逃げだしたかった。
明利が去っていく・・・
良幸はこのままでは きらわれたままだ。
「待ってよー」
「いや バイバイ」走り出す明利。
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