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遠くからそっと明利さんを見つめる良幸。
明利は 女の子とおしゃべりに夢中。指で何かしているしぐさもかわいい。
男の子にとっては まだ恋愛って年でもない。でも気になる子は気になる。
『あの子と友だちになりたいな』
良幸は 机の列の間をゆっくり歩きながら 目で明利を追う。
目線を感じたか?彼女が良幸の方を向き 目があってしまった。
良幸はあわてて目をそらせ ドギマギしてその場を去る。
まだクラスにもなじめてないのに 新しい事ばかり。
中学校は小学校とちがう。
となり町の知らない子が増える。勉強がふえる。先生が科目ごとにちがう。恋心も生まれる。
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