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次の日、学校に行って河田君に謝った。
「ごめんね。うち、親が厳しくて全然会えないかもしれない。門限も17時だし、夜会えるとしたら塾の前の少しの時間とかしかないの。」
「そうなんだ。まぁ、いいよ。」
本当に少しの時間だけど、時間があれば公園でお喋りした。自分の家族のこととか部活のことなど。
「さて、塾の時間だね?行こうか。」
「うん。」
いつも塾まで自転車に乗っけてくれて送ってくれた。会える時間は30分だけ。不満だよね?迷惑だよね?別れたほうがいいかな…
自転車の前で目が合いキスされそうになった。思わずよけてしまった。
「ごめん。」
「あ、ごめんびっくりして。」
その日はそのまま塾に行った。
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