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まきちゃんに、別れたことを話した。何も言えなくて、でも、好きだったことも話した。
前に二人で散歩した思い出の公園に行きたくなって二人で探したけど、土地勘のない私はどこにあるか思い出せなくて結局たどり着かなかった。
「思い出の公園だったのに、残念だったね。」
「ごめん。遠いのに」
「いいよ。大丈夫?」
「うん。」
友達の優しさに感謝しながら、あの公園がどこだったんだろうという切ない気持ちが残ってしまった。
公園の名前も分からない。
でも、もう別れてしまった。
終わったんだ。
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