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4月某日。
あ、公園……。
これから住むマンションへ向かう途中。
公園を見つけた私はそのまま足を踏み入れた。
うわ、綺麗……。
既に日は傾き、夕陽のオレンジが街を照らす。
少し高台のここから見える景色を見入る私の足元――
――ばさばさ
足にも張り付いたソレに視線を向け。
そこら中に飛んできた紙を拾い集める。
横から伸びた手が視界に入り。
最後の一枚。
視線を落とせばそれは――
綺麗な曲ね……
一緒に拾い集めたその手の主に。
立ち上り集めたモノを手渡した。
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