La calma prima della tempesta

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「…__あんまり小難しいこと言うの得意じゃねぇから単刀直入に言うわ。シュヴァルツ聖堂区と全面戦争です」 会議から1時間、暗部の詰所で暗部メンバーを集めてオレは告げた。 ざわつく部屋の中。 「うるせぇよ。で、ウチは撹乱と情報部隊と逃がし屋の面々と連携を主に請け負う。が、例外もいるからそのつもりで聞けよ」 一呼吸を置き、告げる。 「各自バディを組み行動しろ。グループでもいい…あー、今から言うメンバーは先駆けをしてもらう。クノ、ジャック、それからジョゼット。よろしく頼んだ」 この3人なら戦力的にも間違いはないだろう。 問題はオレだな… 「大丈夫?隊長さん」 「ん、あぁ…ニーナさんか」 いつの間にか詰所にはオレとニーナさんだけになってたようだ。 「大丈夫。ただ、今回ばかりはオジサンも前線出ないとなぁと」 「そう…」 いくら歴戦の猛者のうちの暗部の坊主や嬢ちゃんだとしても異能持ち相手じゃ、手こずるだろう。 ま、オジサン1人が出しゃばった所で早々戦局は変わらないのも事実だ。 「…ニーナさん、悪いがオレの背中頼まれてくれないか?」 「私で良いなら…」 単独行動を禁じといて自分がバディを組まないとか後から文句が出たら面倒ともあり、ニーナさんにお願いしたらあっさりOKが出た。 …ーーそして、翌日。全面戦争の火蓋が落とされることとなる。 Fin
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