0人が本棚に入れています
本棚に追加
空から君へ
空から君へ
いつも空ばかり見ていた
空の色、雲の形を見ていた
暑い日も、寒い日も
そうやって空をみやげて過す
その日の気分を乗せてくちずさむ
いつもは外から空を見上げていた
風のあたる外から
なぜかその日は
教室の窓から空をみやげていた
そのとき初めて
君は話しかけてくれたね
『何してるの?』って
ビックリしたよ
そのときから僕は
教室の外から
空を見上げるようになった
君と一緒に、でも
僕は空じゃなく君の横顔を見つめ
君を思いくちずさむ
その日の気分を乗せて
最初のコメントを投稿しよう!