1章-1:イギリス出張

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「む、その後ろのお嬢さんは?」 ボンドさんは、私の副官の北村中尉に気がむいたようだ 慌てて紹介をする 「あ、私の副官、北村真帆中尉です」 私の後ろに控えていた彼女は、私に並び、ボンドさんに敬礼した 「後藤中佐の副官を努めております、北村真帆中尉です」 それを受け、ボンドさんはてを胸にあてて返礼し、同じく自己紹介をした(我々は制服を着用しているので挙手敬礼だが、ボンドさんはスーツのため挙手敬礼はしない) 「MI6作戦指揮課長、トーマス・ボンドだ。 中尉、お嬢さん呼ばわりしてすまなかった。なんと呼べばよいかね?」 「普通に中尉か、マホ、と読んでいただければありがたいです」
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