1章-1:イギリス出張

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「ごもっともです。 しかし、現在は先の金融恐慌により、いくらかの企業が撤退し、その跡地の再編のため、シティオブロンドン内で工事が頻繁に行われております。 MI5もMI6も様々な利権がからみ、これまでシティオブロンドン内の把握ができなかったので、どうしても時間がかかってしまいます」 ふむなるほど、確かにシティオブロンドンには金融機関が集まっていた。そんなことがあっても不思議ではない 私は納得したので、 「大尉、話の腰を折って申し訳ない。 本筋の説明をおねがいします」 と、もとの議題にもどるようにうながした
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