prologue

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-欧州 某所- side:波留 雪が降るなか、オレ達はヨーロッパの古い町並みを歩いていた。 女子と歩いているから、傍目にはただのカップルにしか見えないと思う。たぶん... そんな"彼女役"として隣にいるのは、松村奈々。 古くからの、パートナーだ。見てくれは、まぁ普通にかわいい、けど... 「なぁ、トシ、まだ? 寒いから、さっさと吹っ飛ばしてかえろーやー」 はい、見ての通り、おしゃべりですね、本当にありがとうございました... 「寒いのはわかったから、任務のこと話すなよ...」 「寒いもんは、寒いもん。 でも、あとは吹っ飛ばすだけやん それにこんなところで日本語は通じひんやろ」 まぁ、そうなんだけど、な。
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