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いつもしっかり整備してるだけあって、今日もランエボは快調に走ってくれている。なにせ、どっかのレーサーはこの車を『4ドアのスーパーカー』と称したほどだ
部隊の公用車のクラウンもなかなかいい車だけど、俺はこっちの方が好みなのだ
つか、俺がただ単に三菱が好みなだけなんだけどな
そんなこんなしてるうちに、市街地に差し掛かってきて、流れが緩やかになりはじめた
それを見越した俺は、あえてA4を外れる
「あれ?トシこっちって少し遠回りにならへんの?」
気づいた奈々が聞いてきた
「A4が混んでなかったら、な。
今は逆にこっちじゃないと1800なんか到底間に合わん」
との答えに、「へー、そーなんや」と奈々は納得した
この辺りに土地勘があるので、なんとか1800までには門をくぐることができそうだ
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