1章-2:待機中...

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いつもしっかり整備してるだけあって、今日もランエボは快調に走ってくれている。なにせ、どっかのレーサーはこの車を『4ドアのスーパーカー』と称したほどだ 部隊の公用車のクラウンもなかなかいい車だけど、俺はこっちの方が好みなのだ つか、俺がただ単に三菱が好みなだけなんだけどな そんなこんなしてるうちに、市街地に差し掛かってきて、流れが緩やかになりはじめた それを見越した俺は、あえてA4を外れる 「あれ?トシこっちって少し遠回りにならへんの?」 気づいた奈々が聞いてきた 「A4が混んでなかったら、な。 今は逆にこっちじゃないと1800なんか到底間に合わん」 との答えに、「へー、そーなんや」と奈々は納得した この辺りに土地勘があるので、なんとか1800までには門をくぐることができそうだ
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