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予想どうりの時刻に宮殿の裏門をくぐり、そこで俺たちは車を降りた。キーは衛兵に預ける
建物に入ってすぐ、空港の保安検査場の強化バージョンみたいなところで護身用の拳銃を預け、待機するための部屋に案内された
部屋のなかは落ち着いた内装で、なんだか居るだけで気分が落ちつくように思う
「あー、やっぱ緊張するわー」
どうやら奈々は緊張してるらしい。珍しいものもあったもんだなぁ
「奈々はここははじめてか?」
「むかーしに観光で衛兵交代式みたくらいかなー
てか、あんたなんで女王と知り合いなん?」
「ん、昔プライベートな事でちょっとな。つか、話すとめっちゃ長くなる」
ふーん、と質問してきた当人は既に興味をなくしたご様子だ
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