1章-2:待機中...

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「さ、最高勲章!?」 奈々はびびって声が裏返ってしまった 無理もない、ブルーリボン、つまりはガーター勲章もしくはシッスル勲章は、通常国家元首に対して授与されるものなのだ そのため、授与を打診されたとき、俺と後藤さんは丁重に辞退したのは言うまでもないことである 「一体、トシはなにをしたんですか?」 そりゃあ、気になるだろうな。でも... 「ごめんね、奈々さん。そこは秘密よ」 そう、"あれ"は公式にはなかった出来事。他言はできないのだ 「でも、まぁそのうち、トシか私がぽろっといっちゃうかも?」 と、ルーナさんはいみありげな笑顔を俺たちに向ける 「ねぇ、トシ?奈々さんとはどこまで進んだのかしら?」 ブハァー(←二人が飲み物を吹いた音) こ、この人はぁー... 「な、奈々は俺の副官でして、そんなことは一切ありません!」 「そ、そーですよ、ルーナさん! なんで私がトシなんかと...!」 「ふたりとも、ナプキンで口許を拭きながらいっても効果ないわよ?」
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