1章-3:戦闘準備

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side:波留 -バッキンガム宮殿 19:45(UTC)- 楽しい食事会もそろそろ終盤、という頃だ ピリリリリ、ピリリリリ 俺の携帯かな? ふたりに断って席を立ち、部屋の隅でスマホを取りだして確認すると、後藤さんからの電話だと表示されている 俺はすぐに通話ボタンをタップし電話に出た 「はい、波留です」 『私です。食事会はお楽しみでしたか?』 「おかげさまで。懐かしい話を少々できたもので」 『それは良かったです。しかし、』 ここで後藤さんは一息おいた。そして続きを話す 『現時刻をもって、我々は待機体制を解除、戦闘準備に移行します』 「了解です。概要を」 俺は続きを促した 『1345時ごろ、MI6,MI5合同チームが敵の素性を把握しました。そこから敵の関係を洗い、潜伏場所を特定。 現在スコットランドヤード(ロンドン警視庁)の協力を得たSASがシティオブロンドンの封鎖作業を秘密裡に行っています』
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