1章-1:イギリス出張

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そして、ドアから現イギリス女王、ビクトリア2世が入ってこられた。 「女王陛下に、敬礼!」 後藤さんとオレは敬礼した。(といっても、着帽してないので、礼だが) 「二人とも、楽にして。」 女王の言葉でオレ達は敬礼をやめた。 そして、女王はお付きの一人を残して全員退室させ、オレ達に椅子に座るように促した。 「二人とも、久しぶりね。 挨拶は省略していいわ」 その言葉を受け、後藤さんが口を開いた。 「では、我々を呼んだ理由を簡潔に願います」 「わかったわ。 簡潔に言うわよ」 ここで一息ついた女王は、とてつもないことを言った。 「第3皇子のアレクサンダーが、拉致されたわ」
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