12人が本棚に入れています
本棚に追加
北郷「………セーフ。
って、仲達。もう陛下じゃないだろ。」
司馬懿「すみません。………所で、その女性は?」
何とか腕で抱き留めた北郷は、抱き留めた女性を見る。
「………。」
顔立ちは恐ろしいほど整っており、目付きは鋭く、瞳は紅く光る。髪は長髪で藍色に染まっており、美しさと面妖さを帯びている。
服装は、キョンシーが着ているような服。服の色である蓮地色は、まるでこの世の者ではない、そんなイメージが頭に浮かんでしまう。
加えて、スタイルがかなり良い。胸、腰、尻の形は愛紗といい勝負だ。肌も白く、傷もない。美女と言わず何と言う。
だが、北郷はその美女を見て凍りついた。関わってはいけないと思った。この美女と関わる位ならば、貂嬋と結婚した方がマシだ、いや、百倍幸せだろう。絶対、閨には呼びたくない。にゃんにゃん、したくもない。
頭の中に浮かぶ文字は一文字。
――――死。
最初のコメントを投稿しよう!