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司馬懿「………それは、へ………我が主に仕えると言っているのか?
存在事態危うい存在を我が主に渡す訳にもゆかぬ。」
「黙れ、老害。
貴様は何もしなかったではないか。貴様にはこの会話に口を挟む権利などない。それ以上余計なことを口挟めば、この世とおさらばする羽目になるぞ。」
女性は司馬懿に対して辛辣な言葉と殺意をぶつける。その顔に歪みなど一切ない。だから余計怖く見える。
司馬懿も負けずと眼光を光らせ、殺意を返した。皺がくっきりと出ており、目だけで人が死ぬかもしれない。
北郷「ちょっ!?二人とも止めなよ!
仲達抑えて。
………えーと、どちら様でしたっけ?」
仲達は慌てて殺意を抑えて、なるべく無表情を装うとしている。
女性は名前を聞かれていると気づいた。そして名前を言った。
「私は張袷、字は儁乂。以後、宜しくお願いいたします。」
………どおりで仲が悪い訳だ。そう思って、北郷は心の中でため息を吐いた。
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