張袷ってこんな奴だっけ?

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北郷「………話は変わるけど、張袷さんは何処から落ちて来たんだ?」 北郷の質問に対して、張袷はある場所を指差す。 そこには崖があった。かなり高く、所々苔だらけだった。というか、何故気がつかないのか。北郷と司馬懿は辺りを見回して、もう一度地形を確認する。 三方向には森、一面に崖。空は澄みきった青空。地面には三節棍………。 ………三節棍!? 張袷「私の武器ですね。崖から落ちた時に落としてしまったんです。」 張袷はそう言いながら三節棍を拾う。北郷にとって三節棍を使っている武将は、今まで見たことがなかった。 司馬懿「おい、張袷とやら。ここは何処だ?町は何処だ? いつまでも主をこんな所には居させたくはないぞ。」 司馬懿の言う通りだった。確かに山賊とか出ても可笑しくはない場所だ。
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