張袷ってこんな奴だっけ?

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張袷「………?主、ここが何処なのか知らないでいたのですか。まあ、詮索はしませんが。 ………此処は陸中。襄陽付近にある土地です。賊が襄陽城を占拠してしまっているので、太守は現在いません。というか、逃げてしまったのですが。 そのせいで民の生活は苦しくなり、賊が略奪している為に街は荒廃しております。民は新しい太守を望んでいますが、党錮の禁での政治の乱れのせいで、代わりの太守は来ません。 太守が居ないとなれば、『襄陽を我らのモノにするのは簡易である。』と私は思います。」 ………また襄陽か。楚国といい、俺には項羽に呪われているのか?下手したら近い内に孫堅、後々になれば曹操に狙われるだろ。 司馬懿「くくくっ、まさかまた襄陽から始まるとは………。主どの、楚とは縁はありますなぁ。」 北郷「いや、それは偶然でしょ。………襄陽から始まるのか。別にいいけど。」 張袷「?」 こうして、北郷達はこの出来事から襄陽城で挙兵した。 黄巾の乱から二年前の事である。
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