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張袷「そんなことを私達が許すとでも―――、」
張袷が叱咤しようとしたが、司馬懿に止められる。司馬懿は主なら安心できる。と、言いたげに。張袷は渋々引き下がった。
北郷「………いいですよ。此方も、話したいことがあるからね。………ただし、仲達と田豊殿は此所に残ってくれないか?君主としての会話だとは思えない。」
北郷の言葉に、張袷、文醜、顔良は部屋から出た。張袷は恨めしそうな顔をして、袁紹を睨む。顔良が張袷を見張るように警戒する。文醜は袁紹と北郷を見て、何を思ったのか、少し笑った。
袁紹「さて、
―――居るのだろう。別の外史から来た、袁本初よ!!」
北郷と司馬懿が唖然とした顔で袁紹を見る。
―――何故、知っている。………いや。
北郷(麗羽が居るなんて、聞いてないぞ!?)
袁家を倒していないのに、袁紹が二人いることに驚いた。
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